MED64システム

最高品質の電気生理データが簡単・確実に!

MED64システムは1997年に世界で初めて商業製品化されたin vitro多点平面電極（マイクロエレクトロード・アレイ）システムです。この新システムにより、ガラス電極を用いた従来の計測法では非常に難しかった電気生理実験が身近なものになりました。さらに、MED64システム固有の低インピーダンス電極により、電気生理実験未経験者でも簡単に高品質な細胞外電位の計測・解析が行えます。

MED64システムはガラス基板上に電極が配列された「MED プローブ」、MED プローブを搭載するヘッドステージ「MED コネクター」、取得信号を増幅してアナログ/デジタル変換する「MED64 ヘッドアンプ及びMED64 メインアンプ」、MED64システムを制御する専用ソフトウェア「Mobius」、Mobiusがインストールされた「計測用PCシステム」により構成され、使用用途によってさまざまなカスタマイズが可能です。

MED プローブは、電極部のめっき素材に白金黒（Platinum Black; PtBk）またはカーボンナノチューブ（carbon nanotube; CNT）を採用し、弊社独自のめっき技術によって、電極サイズを一定に保ったまま、電極表面積（細胞外液との接触面積）を飛躍的に拡大しています。その優れためっき技術により生産されるMED プローブが、史上最高水準のノイズの少ないクリアな細胞外電位の取得を可能にします。